ぽかべは大学時代、アフリカはガーナに滞在したことがあります。
是非ともまた訪れたい大好きな国の一つです。
ただ滞在中、
ぽかべのお腹の調子はメッチャクチャに荒ぶっていました。
そしてこの国で、生まれて初めて
「ジャングルの真ん中でウ●コを超開放的に漏らす」
という、アニバーサリー(記念的)な経験をしました。
この貴重な経験を基に、
みなさんがジャングルの中でゲリラ下痢に襲われた際に
慌てず騒がすクールな表情で迅速に対処できるよう、
前もってこのブログにてお伝えしておきますので、安心してください。
そもそも、コトの発端はコイツだった。
滞在から1週間、近くで駐在してる日本人に、
現地の”おすすめレストラン”に連れて行ってもらいました!
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]「おすすめレストラン」って何が出てくるんだろ〜?美味しいもの食べられるかなー、ワクワク・・[/voice]
出てきたのはこのコでした。

[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]・・・ん?風呂桶の赤い水に、魚が浮いてるけど?[/voice]
この魚のダシが出ている赤スープに、
写真中央の、まあるいおもち(確かキャッサバ粉末をこねたもの)をディップして、いただきます!
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]モグモグ、うん・・このおもちメチャクチャすっぱいけど、まあいける[/voice]
現地の食文化に触れられた、いい経験でした。
しかしこのときから、
ぽかべの胃腸がバグり始めました。
胃腸のバグと格闘する日々
アイツを嗜んだ翌日、ステイ先の家でゆっくりしていたら、下腹部に違和感が。
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]ウ”ッ・・・!?!?これは未知の感覚ッ!![/voice]
急いでトイレに駆け込んで便器に腰掛けた瞬間、
けつの穴から、それはそれはキレイな
シャーーーーーーーーッ
という音が。
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]あれ?しょんべん出す穴まちがえたかな?[/voice]
マジでそう思いました。
でも、おそるおそる振り返って、便器を確認してみると、
そこには、昨日食ったあの赤い水のようなものが大量に出ていました。
なぜかあの時がきっかけでお腹を壊し、真っ赤な水様便(げり)が出るようになってしまったのです。
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]い、いやぁぁあああああああああああんっっ!!!!!![/voice]
ぽかべも一応、ヤマトナデシコのはしくれなので、
赤ゲリの実の能力者になってしまったときには絶望で目の前が真っ暗でした。
その後、何回も何回もトイレに行き、シャーーーッを繰り返しました。
ぽかべの胃腸は、完全にバグにおかされきっていたんです。
誤解のないように言うと、アメリカ留学した時も、現地の水が合わなくて1ヶ月くらいずっとお腹を壊してた。
なので、あのレストランの衛生状態が極めて悪いとかじゃなくて、
現地食材の何かが致命的に合わなかったのでは・・?と思ってます。特にパームオイルとかね・・。
で、落ち着いているときはいいんですが、
ホント突然、なんの前触れもなく下痢したい感じが襲ってくるので、
怖すぎてトイレから離れられません。
もうね、ゲリラ下痢なんです。ゲリラ下痢。
ボンバーマンで言う「ドクロ」を拾っちゃって、
常に爆弾が尻から垂れ流しになる感じでした。
まあ爆弾じゃなくて、下痢垂れ流し状態ですけどね。haha。
その日は突然やってきた。成人後初クソ漏らし記念日!
ある日、ステイ先の部屋にいたら、
突然、経験したこともないようなドでかいビックウェーブが下腹部に迫ってきました。
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]グァッ・・!!!!ぐぅぅ・・!!!乗るしかない、このビッグウェーブに・・!!![/voice]
こんなときに限って、助けを求められる人が誰もいない。
「なんとか自力でトイレに行くしかない」と思いましたが、
1ミリでもケツから力が抜けたらもう崩壊する確信がありました。
もう歩くこともままならず、なんと一歩ごとに1分くらいかけてました。
1個1個の関節の動きを意識し、丁寧にかつ慎重に体を動かしました。
もうね、忍び足なんてもんじゃない。完全に無音移動ですよ。
あのときは、忍びの者を超越した何者かになれていたと思いますね。
まあ、下腹部からケツにかけて爆弾抱えてたけどね。
でもね、ここでまた悲しいお知らせなんですけど、
トイレまで約30歩くらいあるんですね。
だから、1歩1分と考えると、単純計算してトイレまでたどり着くのに約30分かかる計算になります。
これだけでも絶望なのに、
さらにトイレに着いてからも、
「ズボンとパンツを下ろす」という大仕事が待ちうけています。
そのためには、「下腹部を曲げる」という、下腹部に爆弾を抱えている私には信じられないレベルの負担も待ち構えているわけです。
SASUKEの第3ステージをクリアしたけど、完全制覇するには最後のめっちゃ高いタワーを登らなければいけない。
そんなイメージだと思っていただければ幸いです。
何が幸いか分からないけど。
慎重に足を運びながら、ぽかべはふと考えました。
そう・・考えてしまいました。
トイレにたどり着くので30分、
個室のドアを開けるのに5分、
ズボンを慎重に下ろすのに10分、
パンツを慎重に下ろすのに10分、
便座に座るまでに5分・・・
・・・あれ?
これ、便座座るまでに合計1時間かかるんじゃね?
「無理ゲー」という単語がハッキリと頭に浮かび、
うっかり気が緩んだ次の瞬間・・!!
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]あ。[/voice]
ケツも緩んだようです。
・・・出た。
出てしまった。
そこからは、なぜか超絶ダッシュ。
もはや、カンガルーのごとく飛ぶように走り抜き、
たったの5歩で、トイレにたどり着きました。
そして、音速でズボンを下ろし、ケツから便器に飛び乗りました。
幸いなことに、きれいにズボンの中だけでおさまってくれた(外にまき散らしてなかった)ので、
ズボンごとゴミ袋に入れて処理したんですが、
こんなときに限って、一番お気に入りのかわいいパンツ履いてんだよね。
パンツも、よもやクソまみれになって捨てられると思ってなかったろうなあ・・。
ビクトリアズシークレットのあのカラフルなパンツ。
さよなら、カラフルなパンツ。
クソまみれにするユーザーが世界に存在しているなんて、
もうビクトリアズエンジェルもびっくりだよね。
・・・この日から、ぽかべは
「ゲリラ下痢が襲ってきたらひとたまりもない」と身をもって痛感し、
リュックの中にビニール袋とトイレットペーパーを入れて行動するようにしました。
それが、物心ついてから初めてクソをもらした「わたしの初めてクソ記念日」でしたね。
※物心つく前の幼少期に、パパとお風呂入ってたら、
湯船でころころうんちを放出したことがあったらしいよ。
パパ大慌て。なんというクソテロリスト。
ジャングルでも襲いくるゲリラ下痢

ぽかべはガーナで、日本文化を小学校で紹介するボランティアをしてました。
その日も、みんなで実際にやってみよう!!みたいな感じで、
お習字や、おりがみ、紙飛行機などで遊びました。
特に、紙飛行機はメチャクチャ盛り上がって、全員外に出て「せーの」で飛ばしたりして、
国境を超えたアオハル体験をしてたんですね。
もうテンション上がりまくって、大学生にありがちな「国際交流サイコー!!」思考で、
のんきに脳汁ドバドバ出しまくってました。
・・・だが、そんな幸せな時間は長く続かなかった。
アイツがやってきたんだ。そう、ゲリラ下痢が・・・。
しかも、ひときわヤバそうなやつが。
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]グゥっ・・!!くっ、アイツが来やがったか・・へへ・・下腹部に封印されしあの邪神が・・・!![/voice]
もはや、新手の中2病になりかけている自分に気づき顔面蒼白になりながらも、
頭をフル回転させて、必死で「どうすればいいのか」を考えました。
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]学校のトイレなんてどこにあるか知らんし、生徒が「学校のトイレはメチャクチャ汚いからやめたほうがいい」とか言ってるくらいだからなんかヤダ・・!日本人が言うならわかるけど、現地の人が言ってるとかなんか絶対ヤダ・・!![/voice]
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]でも、そしたらどうすればいいの。物陰ないかな・・物陰・・[/voice]
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]・・・あ。学校の隣、ジャングルじゃん。カンペキな物陰じゃん。[/voice]
ぽかべは、ジャングルの中で完全犯罪に及ぶことを決意しました。
あとはただ、ペーパーを確保するだけ・・!!
・・でも最悪なことに、私のリュックを置いてる教室はちょっと遠かったんです。
その中にはペーパーが入ってるのに・・
そんな長距離移動したら、確実にケツリミットがやってくる。
どうする・・・どうするぽかべ!!!!!!
・・絶体絶命のぽかべの目に飛び込んで来たモノ。
それは、お習字の紙でした。
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]・・・・・・(ゴクッ)。[/voice]
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]・・・いやいや、これ体験学習で使おうと思ってたヤツですしw[/voice]
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]習字の紙てwおまww[/voice]
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]うおああああああ!!!!紙なら紙で一緒じゃボケェェェェェェェエエエエ!!!!涙[/voice]
ぽかべは机上の習字の紙をひっつかみ、一目散にジャングルに駆け出しました。
そして、ちょうどいい平地を見つけ出すや否や、
早速犯行に及びました。
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]うっうっ・・(泣)・・間に合った・・[/voice]
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”](・・・そういや人生で野グソするのも初めてな気がする)[/voice]
人心地つき、深呼吸をして周りを見渡すと、一面の熱帯雨林・・。
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]すっげー開放感だなオイ。[/voice]
以前、知り合いが「砂漠でしょんべんしたら、暴力的な開放感で死にそうになった」と言っていた気がしましたが、
ジャングルの大便も、ぜんぜん負けてません。負けてませんね。
・・しかし、肝心の部分はこの後。
完全犯罪のキーポイントとなる・・「習字の紙でちゃんとケツ拭けるのか問題」
・・・・(検証中)
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]・・・あれ?メッチャクチャきれいに拭けるやんけ。むしろトイレットペーパー以上だこれ。[/voice]
そんなクソどうでもいい(クソだけに)人生の知識がまた一つ増えたところで、
ぽかべは何事もない顔をして、紙飛行機大会が開催されている校庭に戻って行ったのだった・・。
「嫁入り前の娘が、野グソして習字の紙でケツを吹いてしまった」ことへの罪悪感が、
後からほのかに湧いて来ましたが、
「まあ、小学校の時にプリントで鼻かんでたヤツいたしな。」
という、滅茶苦茶な理論で自分の心にフタをすることに成功しました。
その後も、ぽかべはゲリラ下痢に苦しまされました。
数日たつ頃にはもう周りのガーナ人から「コイツの下腹部には邪神が棲みついてる」という理解が得られていたので、
わたしが苦しみ始めると、
「Fight! Japanese girl, fight!!!!!」
という掛け声で力づよく応援してくれました。
かすかに嬉しかったです。
【永久保存版】ゲリラ下痢への対処法!
1、お習字を始めよう!!
お習字を趣味として始めることで、「つねに家にお習字の紙がある」という、
ゲリラ下痢に対して非常に効果的な環境を創出することができます。
2、ゲリラ下痢が襲って来たら、迅速に移動しよう!
すばやく「お習字の紙」をひっ掴み、ジャングルなどの物陰に移動しましょう。
ここで慎重になりすぎて、一歩一歩に時間をかけすぎてしまうと、
それ以上の速度で移動ができなくなり、ケツが詰みます。
3、速やかに犯行に及ぼう
迅速さが大切です。犯行後は速やかにケツを処理し、何事もなかったかのように日常生活に戻りましょう。
また、習字の紙はちゃんと持ち帰りましょう。
自分でも何を言ってるかわからなくなってきたので、この辺りでノウハウ共有を終わります。
とりあえずこれ買って常備しておけばOKだと思います。(みもふたもない)
[itemlink post_id=”7264″]
おまけ:アップル事件
とある晩に、ステイ先のオーナーが、フルーツの差し入れを持って来てくれました。

おお、なんだ?黄色くて、ラグビーボールくらいの大きさがある。
ボランティア参加者のみんなは、興味津々。
中を開けてみると・・

ネチョ ぐちょ
うわああ・・・
ぬるぬるとしたタネが、ぎっしりと詰まっています。
どうやらこのタネを取り出し、まわりの白いヌルヌル部分をしゃぶって味わうタイプのフルーツのようです。
どんなタイプだよ。
ダイジョブかこれ。と思いましたが、恐る恐る食べてみると、これがウマイ。
爽やかなライチのような味で、またもう一つ食べたくなってしまうくらい美味しいんですね。
手がヌルっヌルになるけど。
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]オーナー、このフルーツはなんて名前なの?[/voice]
オーナー「アップルさ。」
・・・えっ、アップル?
・・・アップルって、あのアップル?
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]なんか、アップルって、赤いやつじゃなかったっけ?[/voice]
オーナー「これはアップルって言うんだよ」
[voice icon=”https://pokabe.com/wp-content/uploads/2020/01/pokabe.png” name=”ぽかべ” type=”r”]ですよね。[/voice]
・・・ボランティアたちはあえて何も言わなかったけど、
あれ絶対アップルじゃない。
俺たちの知ってるアップルじゃねーよ。
・・・ちなみに、道端にちっちゃな屋台が出てて、そこで何匹かサカナを売ってたりするんですが、
「これなんのサカナ?」って聞いたら、
魚種全然違うのに、回答は全部「サーモン」って返ってきました。
・・・わたし、これくらい大らかな文化で生きていきたいな。そう思う。
きったねえ話を最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんも、急な下痢にはお気をつけてお過ごしください。