キャリアに悩んでいます。(単刀直入)
ただ、一人で考えていてもラチが飽かないので、フリーランスのフォトグラファーまめぶたさんに人生相談させていただきました。
まめぶたさんは、理学療法士・セラピストをすっぱり辞め、一念発起して独立・フォトグラファーとしてクライアントワークをばんばんこなしている女性です。

相談した結論は…
今後の私のキャリア相談は、まめぶたさんに最初にお願いしようと思いました。
記事のテーマとはちょっとズレますが、何かを決めるための人生相談は、自分が「こうなりたいな」「自分と似ているな」って人にお願いするほうがしっくりくることが多いと思ってます。
それに加えて、自分がいまから通ろうとしている道を、すでに通ったことがある人に「何を考えて・どう行動したか」聞くのがいちばん。
その道を通ったことがない人に聞くと、返ってくるのは「予想」や「共感・励まし」です。(それがいいって場合もあるし、必要なことだけど、決断するときには不向きだよね)
夢を叶えたいなら、夢を叶えたことがある人に話を聞けとかってよく自己啓発本に書いてありませんか?あれと似てるな〜と思います。
そういう意味で、まめぶたさんはドンピシャでした。
- 私とまめぶたさんは、何かを考える・判断するときの価値基準にそこそこ共通点がある
- まめぶたさんが通ってきた道が、私が通ろうとしている道に似ている
- 年齢近い、同性、職業の形態もなんか似てる
- 純粋に「なんかカッコイイ」と思える
↑こんな、ロールモデルとも言える相手を見つけられてラッキー!って感じです。
ちなみに、こういうロールモデルっぽい人って、相手のことをよく知らない場合には、反感・嫉妬心に繋がることがあって。
私もよく、いいな〜と思う人の発信内容に対して「くそ〜〜〜〜!」と対抗心を燃やしてることもありました。
でもそれって実はもったいないことで、相手に「アドバイスほしいです」と素直にお願いすることで、自分自身がガチで納得する一歩に変わっていくきっかけにもなるんですよね。
自分の敵は自分。相手に嫉妬しているちっぽけで情けない自分を認めて、謙虚に相手のいいところを吸収しようとすることで、人生を本当に変えていくことができます。
この話、裏を返すと…
この記事も、普段の私の発信内容が「なんか自分と考えが似てるな〜」って人には参考になるかもしれない。
あとは、どこかで「いいな〜」って思う部分があって、嫉妬からくる反感を抱きがちな場合も、参考になるかもしれません。
でも、たぶん、いや〜私はこんな考え方しないわ〜〜って人にとっては、あまり参考にならない内容ですのでご注意を。
ではさっそく本題へ!
その仕事、「向いてる・向いてない?」問題
自分は、ブロガー向いてないかも。
自分は、講師に向いてないかも。
自分は、料理人向いてないかも。
自分は、専門家ってタイプじゃないかも。
自分は、歌手にはなれないかも。
自分は、肉体労働向いてないかも。
などなど…
キャリアについて考えるとき、自分がなんらかの職業に「向いているか」「向いていないか」について悩んだことがあるのではないでしょうか?
ぽか「カウンセラー向いてないんじゃないかなって悩んでて。相手の感情を共有して向き合う、って難しい。それが自然体でできてしまう人を何人も見てきていて、向いてないのかなと感じてる。」
まめ「ぽかちゃんは、寄り添うこととか、1対1の形態でカウンセリングするのに苦手意識があるんだよね?」
ぽか「そう。でもカウンセラーで最も基本的なことって、対面での寄り添い・傾聴だから、それがしっかりできない状態では、何をやっても実力がないままでは?と思ってしまう!」
ぽか「だから、すべてのカウンセリングの形態は、この対面カウンセリングの実力の延長線上にあるものだ、って思ってる。
しかも、自分はこれに向いてない!なんて一人前になるまえに言ったら、なんかやるべきことから逃げてる・甘えてるみたいで、口に出すのもはばかられる…。」
まめ「そこを、順番を逆にして考えたらいいんじゃないかな?と思う。」
ぽか「というと…?!」
まめ「ぽかちゃんが、自分に向いてる方法で対面のカウンセリングをすればいいと思う。」
ぽか「自分に向いてる方法…!?」
まめ「ぽかちゃんは、1対多(不特定多数)のコミュニケーションのほうが得意なんだよね?ネット上でコンテンツを公開するとか、講師をするとか。」
まめ「しかも、悩みを一緒に共有するというよりは、ぽかちゃん自身の体験や考えを伝えるとか、悩みを笑い飛ばす方向にいくほうが自然体なんだよね?」
ぽか「そうだね〜〜(しろめ)」
まめ「だったら、1対多(不特定多数)で、かつ、ぽかちゃんの得意なスタンスで活動していって、対面で悩みを笑い飛ばしてほしい!って思ってもらった人と、対面で話ができたらいいんじゃないかな?」
ぽか「そ、そっか…。それって、もっと自分のスタンスを打ち出して、自分のやり方に関心をもつお客さんとマッチさせるってことなのかな?」
まめ「そう!対面が苦手だったら、もう対面のサービスはプレミア扱いにするのもありだと思うよ。高単価だけどそれでも話したい、自分と話すだけでも元気になってもらえる人に使ってもらえると思うから。」
ぽか「なるほど…!…というか、まめちゃんと話してて、今私はすごく寄り添ってもらってる感じがするんだよね。べつに感情を共有したり、掘り下げてるわけではないのに、すごく安心感がある。」
まめ「あはは!!w 私はいま、別に寄り添おうなんて思ってなくて、思ったこと・考えてることをバーーッと言ってるだけなんだよね。
でも、相談を重く受け止めないで欲しい・直球で返して欲しい・長くしないで欲しい人もいるよね。」
まめ「寄り添うスタンスがいいって人もいれば、今まさにぽかちゃんが自分で感じているように、思っていることを言って欲しい・笑い飛ばしてほしいって人もいるってことだよね!」
ぽか「やばい、目から鱗かも…」
ここでちょっと補足を入れると…
私の中にあったおもな思い込みは2つ。
- カウンセラーたるもの、対面カウンセリングで寄り添い・傾聴を磨くべき
- 一人前になるまでは、自由にやってもうまくいかない
これは、いろいろな人に聞いた内容がそのまま頭に残ってたんだと思いますが…
まあ、目的意識を履き違えたポンコツだったなと。
そもそも、いちばん大事なことって相手が「いい時間を過ごせたな」「価値があったな」と思えることなんじゃないだろうか。
そのうえで、自分が続けられる(楽しさ、金銭面で)ような内容であるべきだし、そしたらみんなハッピーだよね。
なんでこんなシンプルなこと忘れてるんだろう。社会人何年目なの、まったく!!w
「一人前にならなきゃ好きにしちゃダメ」なんて、浅っせぇ浅っせぇw。もちろん心の問題を扱うプロとして、無知や技術不足で人を傷つけることはあってはダメで、勉強は続けるべき。
でも、どんな相手に、どうやったらいちばんいいものを渡せるか?って考えることってまたベツモノですよね。
例えば、医者になるまでは勉強して資格とらなきゃアカンけど、開業医になってお店をつくったら、どんな人にきてもらうか?をまた別に考えること、みたいな。
専門性 ≠ 提供価値。
いまの自分の出せる価値のなんたるかを全く考えきれてないなら、そりゃお金も結果もついてきませんわよ、あなた。
恋愛もそうで、「この人が運命の相手かな?!」じゃなくて、「この人が結果的に運命の相手だったと思って死んでいけるようにどうするのかな〜〜」って発想で話し合いたい。
その結果、あっむりだwって思ったら、手を引けばよいよね。
「寄り添われている」感覚も人によって違う
ぽか「まめちゃんは、理学療法士でセラピストだったんだよね。寄り添いが求められる仕事のイメージがあるけど、どうだった?」
まめ「やめたくてしょうがなかったですwww」
ぽか「クソワロタwww」
まめ「私の評価はかなり両極端だったんです。院内では一番評価されているけど、患者さんからのクレームも一番多いタイプでした。寄り添ってくれない、っていうクレームが一番多かったですね。
逆に、私が言ったことを着実に淡々とこなしてくれるお客さんとはかなり相性がいいし、狙った成果も出やすいです。ハナから先生扱いしてくれる感じがいいです。
だから私は、寄り添うタイプの仕事はもうしないって決めてるんですよ。」
ぽか「それこそ、高単価でもいいなら…という本気度の高いお客さんに絞ってるんですね。」
まめ「対面はプレミアをつけたいですね〜。それこそ、通常だと5万円だけど、紹介だと1万円になるような極端さにして。
言ったことをやらなかったら見捨てると明言したり、3回が上限だからそれ以上はみません、って決めたり。
どんな人にきて欲しいかを分かりやすくしたいと思ってます。」
ぽか「それ、使う側のお客さんにとっても、分かりやすいからいいよね。」
自分はこういう人です!と分かってもらうために発信をする。
まめ「私の愛は重いんですよ。そんなに安くない。
私の周りの大切な人たちがハッピーになったらいいな、楽しく暮らしていけたらいいな、と思っているので、その人たちは全力で守るし、そこを害する人がいたらぶっ飛ばします。
私のこの意見も、人によっては怖いとか、無理とか思う人はいますしね。」
ぽか「気持ちいいっすwww しかもその感じ、めちゃめちゃ分かるな…。」
まめ「あっでも、無差別にいきなりぶっコロすことはないですよ!
“あ、それ以上立ち入ったらぶっコロしますけど、どうします?”ってちゃんと確認します。その上でやっぱり入ってきたら、あ、じゃあぶっコロしまーす。ってなるだけ。」
ぽか「ぶっコロしの中にも、事前の同意があるわけね…(笑)」
まめ「集客と関連して、日頃から自分の考えを隠さずに発信するようにしています。
“まめちゃんはこんな人だから…”と、自分のことを分かってくれた上で付き合ってくれる関係をつくりたいです。
私の家でホームパーティをすると、だいたい私がぱっぱらぱ〜になってトイレでゲロ吐いて終了するのですが、もう私がそういう人だってみんな分かっているので、それでも楽しかったよ〜って感想を送ってくれます。」
ぽか「もう平気な人しか残らず、ムリ!って人はさささ〜っと無言で寄り付かなくなるねw」
まめ「あとは、自分で人間関係やお客さんを取捨選択するのが苦手だったら、バサッと切ってくれる参謀のような存在を味方につけて、力を借りちゃうのがいいかと。
私も、そういう人とつるむようにして、考え方を真似してみたりしています。」
まめ「仕事においてもそうで、お客さんがカメラマンとしての私に求めていることは技術よりも、写真や被写体にかける想いだと思うので、そこを言葉にして伝えるようにしてます。」
ぽか「自分の価値を客観的に分析していてさすがだなあ…。
まあそうは言っても、まめちゃんが写真の技術にかなり研究熱心なことを知ってるからね〜ムフフ…!」
決断することより、「なぜ決断しないのか」を深堀りするほうが大事。
ぽか「まめちゃんは、理学療法士をやめてフォトグラファーになるときに、葛藤しなかったの?」
まめ「もともと辞めたかったなかで、引き金になるようなことが一度に起きた時期があって。」
ぽか「そういう時期ってあるよね〜〜。」
まめ「天才すぎて自分が同業を辞めるような挫折を与えられたパートナー(旦那さん)との出会いや、職場環境の悪化にともなう心身の健康悪化、味方になってくれる人の登場…それらが、辞職の引き金になりました。」
旦那さんは剣道部の主将だったけど「竹刀(しない)がないと戦えないおれはダサい」とダンサーになった経歴の持ち主だとか。発想がおもしろすぎんか…?
まめ「なぜ自分はいま決断をしないのか?と分析することは大事だと思ってます!
決断をすることそのものよりも、そこを突き詰めて考えることのほうが大事。
私の場合は、なんで今の仕事を手放さないんだろう?と分析したら、お金の心配があるからだと気付きました。逆に、そこさえ解決できればあとはOKだった。
お金のことは一時的に旦那さんにお任せできたので、環境は整って。
そこが分かったら、あとはもう動く覚悟があるかどうか。」
ぽか「そうだね。あれ、なんか私の悩み、もう解決してたわ!ありがとう!!(笑)」
マジで相談させてもらえてよかったです。
一人だとロクなこと考えないので、愚直に思考をトレースしまくるぞwww
まめぶたさんと知り合ったコミュニティ「スクエア」
ちなみに、私とまめぶたさんはもともとTwitterで絡んだことはあったものの、とあるコミュニティに所属してちゃんとお話しすることができました。
エレメンツコードの分析をベースにした「スクエア」というコミュニティです。
あなたの性質を「風・水・地・火」の4つに分け、どのエネルギーをどれくらい持っているか診断するオリジナルツール「エレメンツコード」。
自分を知るため、
自分の未来を決めるため、
自分が本当に居たい環境を選ぶために、
無料診断レポートをぜひやってみてください!https://t.co/wkyWwKZFna— 琢磨@誰もが自分らしく生きられる世界を作る (@takuma_hakobune) December 1, 2019
↑エレメンツコード開発者の、林原琢磨(はやしはら・たくま)さん。
エレコは、自分が持っているエネルギーの質・量を、「潜在」「顕在」「志向」の視点からそれぞれ可視化できるツールです。
無料で診断できるので、関心ある方はぜひやってみてくださいね!
ちなみに、私とまめぶたさんの資質は「風・水」。
風(拡散する・行動力・成果主義など)×水(直感、感情、感性、共感など)
みたいなイメージです。
私は風水それぞれ100%で、地・火がほぼないけど(明らかに火な彼氏の影響で火が入ってる)
まめぶたさんは後天的に身に付けた火が強いので、風水・火風 というつよつよな感じです。
面白いですよね。もしあなたが風水の診断結果が出たら、私たちの考え方にちょっと共感できる部分もあるかも…?