イベント参加レポート

「withコロナ時代のPRについて話そう」の内容ちょっとだけまとめ!

PR Tableが主催する、PR Table Community第25回「With コロナ時代のPRについて話そう」が、2020年4月26日20時〜Twitterライブにて行われました。

登壇者
嶋 浩一郎さん(株式会社博報堂 執行役員 兼 株式会社博報堂ケトル 取締役・クリエイティブディレクター)
松原 佳代さん(株式会社カヤックLiving 代表取締役 みずたまラボラトリー株式会社 代表取締役)
三浦 崇宏さん(The Breakthrough Company GO 代表取締役 PR/Creative Director)

モデレーター
菅原 弘暁(株式会社PR Table 取締役)

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これからは「メディアスタンス」を持つべき

とくに、人間は「自分が善意でやっている」と思っているときに一番残酷になる(byGO三浦さん)ので、パンデミックの状況下ではリスクが高いと思う。

情報を選別するメディアリテラシーだけでは不十分で、「メディアスタンス」を持つべきだ。

すべての生活者が発信するという前提で、自分自身がメディアであるということを意識しないといけない。

影響力が強いから気をつけないといけない、というのはもう当たり前。フォロワーが100人だとしても、名前が知られていない人であっても、つぶやきも一気に拡散されたりする。

自分が知らず知らずのうちに持っている影響力に注意しないといけない。

メディアリテラシーの「3C」

メディアリテラシーの「3C」

  • Culture(文化)
  • Critical(批判的)
  • Creative(創造的)

私たちは個人的なフリーライダーではなく、情報の循環の中にいるということを意識しないといけない。

どこから情報を収集するか?

メディアスタンスをもち、自分が発信者側になることを考えると、より「一次情報に近い情報を提供する」ことが重要になってくる。

カヤック Living 代表取締役 みずたまラボラトリー代表取締役 松原佳代さんは、オレゴン州ポートランドに住んでいるが、

コロナ時代になってからは、オレゴン州ホームページなど、一次情報を取りに行くようになった。一次情報をチェックする習慣を身につけることがこれから大事。

ファッション・トレンドはどう変わる?

メモ書き形式ですみません。

雑誌とかも、30日間着まわしコーデ!とか載せてたのが全て室内になるってこと。部屋着のトレンドが変わっていくようになるかも。

これからは、おうちで過ごす時間の質にも注目が集まるだろうから、生活雑誌が勃興してくるかも!

人間の欲望や、いるものやいらないものが変わってくるかも。「移動したい欲求」は生まれそう、「ここに食べに生きたい、会いに行きたい」という基本的な欲求が高まるのでは。

オレゴン州ポートランド市では、essential(必要不可欠)な事業以外は休業している。これからは、essentialかどうかで判断されていきそう。

→essentialは、必要かどうかではなく「本質」という意味でとらえるべき。「本質」かどうかの問い直しは必要だと思う。それは個人、企業、社会レベルで変わるが。必要性だけで判断するのは痩せていてもったいない by三浦さん

→必要性だけでは、豊かさが生まれなくなりますよね。価値基準だけで判断していくだけでなく。essentialをどう定義するか。対象と企業をマッチングするメディア by河さん

→今までのファッションが実は都市と密接に結びついていたと感じている。自己表現を「見せる」行為によって成り立っていた。 パリもニューヨークも、世界的にそう。by河さん

ファッションやメイクは他人のものではなく、自分のためにするものだという流れになっていきそう。そういうときに、ファッションというものがどういうものになっていくのか?は興味深い。by三浦さん

政治家、経営者のこれから

政治家になりたいという人が増えるかもしれない、という希望。

政治家とは、リーダーシップをとる人だ、世の中の仕組みを考える人だ、ということが可視化されたことが大きかった。

テレビやSNSなどで「政治家・リーダー」がイニシアチブをとる姿がリアルタイムで知らされ、この役割がどれだけ社会に必要かが明確化した。優秀な若者が目指す職業になるかもしれない。

政治とPR

PRというものは、企業(とくに大企業)において欠かせない機能だと考えられてきたが、政治にも広がっていくと考える。

コミュニティの変容

「なんだ、会社行かなくていいんじゃん…」と気づいた人がたくさんいる。今より少ない給料でいいから、もっと自由な時間が欲しいと思うようになる人が増えていく。

いままでは会社のなかのヒエラルキーで登っていくのが主流だったが、今後は、複数のコミュニティの中に居場所があって認められることが精神的充足に繋がっていくと思う。

どれだけのコミュニティに、どれだけの居場所を見つけられるか。オンラインサロンも需要が高まっていくと思う。

 

PRの技術と発想は全員持ってる前提で、「プロのPRパーソン」が何をすべきかを考えていくべき。

ZOZOという会社と、前澤さんどちらのほうが影響力がある?と言われると、一瞬分からない。

そのように、きわめて広い視野で、高い視座をもって、関係主体とのバランスの取り方をデザインする人材が必要になるのではないか。

→どうしたらそういう仕事ができるようになるのか?「倫理と教養」が前提となる。(三浦さん)

→時代の兆しを掴める力、まだ言語化されていない兆しを言語化していくこと。(嶋さん)

 

世間の温度感、動きを感じる解像度を高めること。

フロー型の知識ではなく、ストック型の知識が必要である。(YouTuber**さんの言葉←失念)「ペストが流行したとき、世界はどうなったか」「第二次世界大戦後、コミュニティはどうなったか」ということを知っているかどうか。

その知識が、肌感の解像度を高めてくれると思う。歴史の構造を知ることなどが重要。

倫理と教養は他者に対する想像力。可視化されていない他者を創ること。

普通の人は自分自身のことを、経営者は自分の会社だけを見ているのは仕方ない。ただPRパーソンは、あまねく視点をもつべき存在。withコロナとジェンダーレス、障がい者、シングルファザー・マザー、医療従事者など、光が当たらない場所にどう光を当てるか(多様性)を考えていかねばならない。

 

「越境するチカラがあって、双方に分かる言葉を使えるのがPRパーソンだと思う」

「格差、ジェネレーションなどのdivideが増えていく時代だからこそPRパーソンが重要になる。divideを乗り越えていこう。」by嶋さん

教育について

思ったこと。

22時になった時点で途中抜けしてしまったのですが、視野の広いPRパーソンが集まって話すとこんなに縦横無尽に面白い視点で話が広がっていくんだなぁ〜と感動しました!

みなさんが提供してくださった視点こそが、まさに「解像度の高い肌感」であったし、それを目の前で見せてくれたんだな〜と感じました。ありがとうございました!